
肉屋が教える「お肉を楽しむ」肉じゃがレシピ - お肉料理レシピ
―― 和牛小間切れで、主役になる肉じゃがを
「肉じゃが=副菜」
そんなイメージ、ありませんか?
今回は、当店自慢の和牛小間切れ肉を使って、
主役級の満足感が味わえる“お肉を楽しむ肉じゃが”の作り方をご紹介します。
ポイントは、昆布出汁の旨みと、和牛を後から加えるタイミング。
日々の食卓に、ほんの少しの和牛を加えることで幸せな時間になります。
🥩 使用するお肉について
使用するのは、当店の"すき焼き和牛小間切れ肉”
すき焼きにも使えるほど柔らかく、脂の甘みがしっかり感じられる小間切れです。
煮込まなくても柔らかいからこそ、「後入れ」ができて、お肉の美味しさをしっかり楽しめます。
🍳 材料(2〜3人分)
・和牛小間切れ肉:150g ~ 200g
・玉ねぎ:1個
・にんじん:1本
・じゃがいも(メークイン):2〜3個
・しらたき(お好みで):100g(下茹でして食べやすくカット)
・水:200ml
・昆布(または昆布だしの素):5g or 小さじ1/2
・ごま油:小さじ1
◎ 調味料(順番が重要!)
・砂糖:大さじ2
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
・醤油:大さじ2(※必ず最後に)
🌟 作り方
① 野菜をカット
・玉ねぎ:くし切り
・にんじん:乱切り
・じゃがいも:やや大きめの一口大
・しらたき(あれば):下茹でしてカット
② 野菜を炒める
鍋にごま油を熱し、玉ねぎ→にんじん→じゃがいも→しらたきを順に炒めていきます。
玉ねぎがしんなりしてきたらOK。
③ 昆布出汁+調味料で煮る
水と昆布(または昆布だしの素)を加えて沸騰させます。
アクを取り除いたら、
砂糖 → みりん → 酒の順に加え、落とし蓋をして弱火〜中火で10分ほど煮込みます。
👉 ポイントは「調味料の順番」
砂糖が先に入ることで、和牛の脂と絡み、コクのある味になります。
※この段階ではまだ醤油は加えません!
④ 和牛小間切れを後入れ
野菜が柔らかくなったら、火加減をやや強めにし、ここでお肉を投入。
和牛はすでに十分に柔らかいので、煮込みすぎないのが最大のコツ。
さっと火を通す程度(2〜3分)でOK。
👉 お肉を後から加えることで、
和牛の脂の甘み・香り・やわらかさが残り、
“お肉そのものの美味しさ”を楽しめます。
⑤ 醤油で仕上げる
最後に醤油を加えて2〜3分煮込むだけ。
昆布出汁に溶け込んだ野菜の甘みと、
和牛の脂が一体になった、深みのある味わいに。
💡 豆知識:「昆布出汁 × 和牛脂」は最強タッグ
昆布に含まれるグルタミン酸と、
和牛に含まれるイノシン酸は、組み合わせることで“相乗効果”が生まれ、
旨みを何倍にも強く感じることができます。
魚系の出汁などでもOKですが、
昆布出汁を使うだけで、グッと味が上がります◎
🍽 仕上げにひとこと
ほんの少しの手間と、素材の扱い方だけで、
家庭の肉じゃがが“お肉を主役にしたごちそう”に変わります。
「日々の食卓に、ほんの少しの和牛を。」